ご覧いただきありがとうございます。
こちらのページでは、私が稽留流産と診断された後、自然排出までの前兆や対処などの記録を詳細に記載しています。
私も稽留流産と診断された後、不安が大きく、いろいろな方のブログや体験談を参考にさせてもらったので、こちらに記録しておきます。
どなたかの参考になれば幸いです。
8週の検診で流産と診断
上の子が4歳、下の子が2歳の時に、三人目を妊娠しました。
もともと子どもは三人欲しくて、そろそろかなと思って妊活を始めたら、思いがけずすぐにお腹にやってきてくれました。
ただ、上の子達の時にあったような酷いつわり(上の子は5週くらいから食べづわり、吐きづわりがありました)はありませんでした。
不思議に思っていろいろ検索しましたが、3人目だけつわりがなかった、と書いている方もいらっしゃったので、そういうこともあるんだなと自分を納得させていました。
不安もいくつかありましたが、もちろん楽しみなことに違いありません。
まだまだ小さい上の子達と向き合える時間も、出産まで8ヶ月ある。
幸いなことにつわりはほとんど無い。
仕事もまた育休をもらわないといけないので申し訳ないけど、覚悟を決めよう、と前向きに考えようとしているときでした。
それは8週6日で検診に行った時にわかりました。
内診の時に、先生が「あれ、心臓が動いてないな…」と。
ドキっとしました。
エコーに映る赤ちゃんを見ると、2週間前には元気に拍動していた心臓が、まったく動いていませんでした。
前の検診でもらったエコー写真では、本当に小さな丸だった胎児が、今回は頭と体がはっきりとわかるくらい赤ちゃんらしい形になってとても大きくなっており…
こんなに大きくなっているのだから、心臓が止まったのは最近のことだろう。と先生も言っていました。
その後はずっとハンカチで涙を拭きながら、先生と看護師さんからの説明を聞きました。
待っていたら自然にも出てくるけど、大量出血などの危険もあるから手術しましょう。とのことで、その場で手術の日程も決まりました。
あっという間のことでした。
患者さんで混み合っていたその日、ひとり赤い目をして待合室で会計を待つのが辛かった。
家に帰ると、いつも通り子どもたちが賑やかに出迎えてくれました。
無邪気に話しかけてくる子どもにいつものように対応しながら夫に、「赤ちゃんは空に帰っていったよ」とだけ伝えました。
夫も驚いて、しばらく呆然としていました。
少しの妊娠期間でしたが、上の子達の時とは違って、妊娠しているという事実に対して、お腹の中に、生命力というか魂というか、何かが生きているという力を感じない不思議な感覚がありました。
つわりがほとんどなかったから、余計そう感じたのかもしれません。
最初から決まっていた運命だったのかもしれません。
診断後も忙しい毎日でゆっくり泣く暇もありませんでしたが、ふいに悲しみが溢れそうになることもありました。
上の子達の元気な姿に救われました。
診断後〜自然排出の前日まで
流産と診断されて2日後から、少ーしずつ出血が始まりました。
便もゆるい感じがしました。
【診断当日】土曜日 検診にて心臓が動いていないことを確認。流産の手術は次の水曜日に決まった。
【診断2日後】月曜日 一度だけ少量の出血
【診断3日後】火曜日 ナプキンに薄く付くくらい
【診断4日後】水曜日 手術予定日。生理1日目くらいの出血。この日どうしても仕事が休めず、手術はキャンセル。キャンセルの電話をした時に、近々検診に来るように言われる。
【診断5日後】木曜日 生理1日目くらいの出血、ちょっとずつ出血量が増えてきた感じがする。普段の生理では生理痛があるけど、腹痛などの違和感はぼぼなし。
【診断6日後】金曜日 生理1日目くらいの出血。本当は仕事帰りに検診に行きたかったけど、夫の都合が悪くてお迎えをお願いできず、断念。夜中に出血量が増えてきて、生理2日目量くらいに。
自然排出の当日
【診断7日後】土曜日 10時半ごろに電動自転車で検診へ。やはり心臓は動いておらず、赤ちゃんのサイズも大きいので、手術を勧められる。
胎嚢だけなら自然に出るのを待つ人もいるけど、これだけ大きくなっていたらお腹も痛くなるだろうし、排出時に引っかかって大量出血の可能性もあるし、手術の方がいいとのこと。
子宮口も柔らかくなっており、もう次の土曜日まではもたないので、最短で予約可能な次の月曜日に会社を早退して手術を受けることに。
それまでに出てくる可能性も高いとのこと。
とりあえず次の月曜日に手術の予約して、夫と子供達のいる公園へ向かう。
多い日用のナプキンをしていたけど、公園でも血が出ているのを感じており、腹痛も少しあったため、早く帰りたいと思っていた。
まだ遊びたいという子供たちをなんとか説得して、公園の近くでお昼ご飯を買ってから、自転車に子供達を乗せて帰宅。
12時半頃、家でお昼ご飯を食べている間も、お腹はずっと重たい感じ。
5分おきくらいに痛みの波が2〜3回来て、まるで陣痛みたい(陣痛の最初の頃の全然耐えられる痛みに似た、きゅーっていう痛み)だなと感じ、何となく準備をしておこうと思い、今日病院で聞いてきた通り、自宅で自然排出したときのためのグッズをトイレの中に配置。
・キッチンペーパー2枚を重ねて、その下にラップを敷いたもの
・プラスチックの使い捨てスプーン
・ビニール袋
12:45頃、4回目くらいの痛みの波で「痛てて…」となりトイレへ。
トイレに座っても何も出なかったので、少し血を出そうと腹圧をかけると、すぽんと何かが出た感触が。
大きめの血の塊でも出たかな?と思ってみてみると、大きくて、長いものが!
ど、ど、どうしよ、出たかも!
夫を呼びつつ、ビニール袋を手に被せてその上からプラスチックのスプーンを持ち、スプーンですくいあげる。
水を切って、ラップとキッチンペーパーの上に乗せる。使ったスプーンはビニール袋の中に入れてとりあえず床へ。
慌てて飛んで来た夫と、出てきたものを一緒に眺める。
半透明の白っぽい3cmくらいの球状のものに、赤いもの(どなたかがブログでホタルイカの沖漬けと表現していて、確かにそんな感じ)がびろーんと付いている。
二人して、多分、これだよね。という結論。
大量出血することもあったり、すごくお腹が痛くなったりするかもと聞いていたのでビクビクしていたけど、大してお腹も痛くならず、血もそこまで出ず(普通の生理くらい)で、あっけなく出てくれた…。
次の月曜日は手術のために会社を早退しなければならず、手術が怖かったのもあったので、手術の前に出てきてくれてよかったと安心しました。
病院は12時で診察終了だったけど、一応電話してみました。
案の定誰も出なかったので、月曜日に病院に行くことにしました。
そのままキッチンペーパーとラップで包んで、紙袋に入れて冷蔵庫で保管。
※冷蔵庫に入れるのはちょっと抵抗あったけど、暑い時期だったのもあり、常温で置いておくのもよくないかなと思って入れちゃいました。
自然排出の翌日以降
【診断8日後】日曜日 本当はゆっくりした方がよかったけど、気分はスッキリしていたので、子供達と公園へ。
最初は一緒に遊べたけど、途中から動けなくなり、夫に任せてベンチで休憩。
さすがにまだゆっくりした方がよかった。
出血も少なく、腹痛もなし。
【診断9日後】月曜日 午前中に、自然排出したことを病院に電話し、手術をキャンセル。仕事が終わってから検診へ。仕事中も特に問題なし。出血は生理の4日目くらい。
病院に到着後、冷蔵庫から出して持ってきた紙袋を看護師さんに渡す。
検診でも、腹痛も出血もそんなにないです、と答える。
先生に紙袋の中を見てもらったところ、やはり赤ちゃんでした。
「こちらで処分してもいいですか?」と聞かれ、お願いしますと答える。
念のため、抗生物質が処方されたので三日間飲むことに。
検診から帰ってから、腹痛がひどくなる。出血も少し増えた。
【診断10日後】火曜日 寝て起きたら腹痛は無くなっていた。出血は生理5日目くらい。
【診断11日後】水曜日 出血も腹痛もほとんどなし。
その後、1週間と少しくらい少量の出血が続いた。
産後うつのような状態に
自然排出から2週間くらい、産後うつのように気分が落ち込んだ状態が続きました。
仕事も辞めたくなったし、仕事から帰って家で突然泣いたりもしました。
流産ではあったけど、陣痛もちゃんとあったし、今は産後のようなものだと思うことにしました。
そうして自分の体の不調を受け入れることができました。
生理が来るようになれば、次の妊娠も可能と聞いていたのですが、しばらくは妊活は再開せず、上の子たちとじっくり向き合うことにしました。
※生理は、流産後1ヶ月で再開しました。
空に帰っていった赤ちゃんとは、またいつか会えるかな…と心のどこかで信じています。
最後までご覧いただきありがとうございました。