子供が生まれる前は、仕事が充実している感じがありました。
その時はその時でしんどかったけど、出張や残業もしてバリバリ働いていました。
仕事が自分の大半を占める日々。
一人目の育休明けも、しばらくお休みした反動もあってそれなりに頑張れました。
まだ出産前と近い気持ちで働いていた気がします。
変わったのは二人目の育休が明けてから。
一人より断然大変なワーママ生活が始まりました。
朝は通勤電車の時間に間に合わせるために、怒って急かして、子供を泣かせたこともありました。
自分が泣いたこともありました。
朝ごはんを最後まで食べさせてあげられないこともありました。
お口の周りの食べかすを、拭いてあげられなかったこともありました。(保育園に着いてから気づく…)
髪がバサバサでも、とかしてあげられないこともあった。(これはほぼ毎日…)
明日はこうしよう、自分がもっと早く起きよう、子供が起きる前にできる家事を全部済まそう、その上で子供たちを早めに起こそう、朝ご飯は食べやすいものにしよう、子供たちの好物にしよう、イヤイヤが始まったらお菓子で釣ろう…
できる限りの努力をしたつもりです。
そんな毎日に疲弊しているのに、自分の時間もなかなか取れない。
有休は子供の体調不良で使ってしまうので、自分のためにはなかなか取れず…。
いつしか、仕事に対して情熱を向けられなくなっていきました。
通常業務は何とかなっても、慣れない仕事が舞い込んでくると過度にストレスを感じるようになりました。
以前は受け入れてこれたものも、受け入れるのがしんどくなって…
人間関係の変化もあるのかもしれません。
育休の間に上司も変わったし、同僚も入れ替わりがあって、何となく職場の居心地が悪く感じてしまいます。
辞めたら楽になれるのかな…と思いつつ、旦那に反対されていたこともあり、仕事を辞める決心はなかなかつきませんでした。
安定した正社員。
一度辞めると、恐らくもう戻れない。
その不安も大きい。
どうしてワーママって、こんなにがんじがらめなんだろう。
自分の感じ方にもよると思いますが、生きにくい世の中だと感じます。
自分ではなかなか覚悟が決まらないから、退職を決意できる決定的な「何か」を待ち続けていました。
きっかけは、上司との面談で初めてフルタイム切り替えを悩んでいると打ち明けた時かもしれません。
もう無理だと強く思い始めました。
1年くらいずっと辞めるか辞めないかで揺らいでいたのに、ついに退職の方向に頭が向かい始めました。
上司は、ここで一度パートになったとしても、子育てが落ち着いたらまた正社員に戻れるように働き方を模索しましょうと言ってくれました。
普通に考えるとすごくありがたいことなのに…
「それは嫌だ、正社員には戻りたくない!」と反射的に思ってしまいました。
これまで悩んできたのは、根本的に今の仕事をしている自分の未来が見えないからなのかもしれない…
先輩社員を見て、あんな風になりたいと思えていないからかもしれない…
退職したワーママや、フルタイム正社員で働いている方のブログをいろいろ読んだりしてきましたが、
例えば
・正社員を続けることのメリット
・正社員を辞めることのデメリット
は内容としては同じだけど、私は全て”辞める上でのデメリット”だと捉えて読んでいました。
こう考えてしまう時点で、辞めても大丈夫だよと誰かに背中を押されることを期待していたのかもしれません。
なんで女性ばっかりこんなに悩まないといけないのか。
どうして子育てと仕事の両立がしにくい世の中なのか。
という思いが湧いてくると同時に、
こうやって自分の働き方・生き方を見直すいい機会なのかもしれないな、とも思います。
(子供のことを理由に今の仕事から逃げたいだけじゃないの?という悪魔のささやきも聞こえるけど)
自分にとっての一番いい道が見つかるように、ワクワクする毎日を過ごせるように、後悔のないよう考えていきたいです。
次の記事に続きます。